仕事の出来栄えを評価する

仕事の管理

[設問]:あなたは仕事の出来をどのように評価していますか

          


1.仕事の評価と統制
仕事はなかなか計画どおりに進みません。予定された日程で生産が進んでいないとか売掛金の回収が予定通りに達成されていないなどの事態が生じたら管理者はいちはやく仕事が予定されたとおりに遂行されるように処置をとるでしょう。そうした管理者の努力は管理の基本の一つ、統制と呼ばれます統制とは、計画と実施結果とを対比して検討し、手を打つことです。目標、計画、予算などの基準(管理者の期待水準)と実際の成果との差異(ズレ)をつかみ、よしあしや満足度を評価し、必要があれば実施活動を修正することです。
1.達成度の基準を設けておく。
計画の段階から、どのような基準で達成度を評価するかを考えておくことが大事です。そうでなければ、人が人を主観的に評価し統制することにもなりかねません。計画の段階で仕事の量・質・時間・方法などについて、管理者がその達成度を計る基準をはっきり示し、部下との間で妥当なものとして相互に了解されていることが必要です。この基準があるからこそ部下は一所懸命に仕事に励み、仕事の出来栄えを評価することができます。
「頑張ってよい仕事をしなさい」「しっかりやりなさい」などは基準になりません。できばえを具体的に示し、数量的な基準があればそれを、時間の基準があればそれを示してやり方、方法も決めておきます。また、身なり、服装、態度、行動についても基準があればそれをはっきりと示しておくことが大切です。後になって服装がだらしない、報告に来ないと文句をつけても、知らない、聞かないといって反発を買うことになってしまいます。

2.部下が自分で仕事のできばえを評価できるようにしておく。
管理者が部下を仕事ぶりを評価し、仕事が予定通り進むように統制することは大切ですが、いつまでも上からの統制が強すぎると、部下の自発性や主体性が育たず、部下のやる気を阻害することにもなります。部下が自分で仕事の進捗度合いをチェックしうまくいっているか、どこが具合悪いかを自分で評価し統制することが望ましいのです。
上からの統制と自己統制をどう調和されるかはむずかしい問題ですが、部下が部分で統制できるような自由裁量の余地を残しておくことは管理者の重要な仕事です。そのためのには、計画や基準に対する部下の受止め方、感じ方を部下の立場になって考えることができなければなりませんし、平素の行動・態度から、部下の能力・性格・意識・関心などを十分に把握し相手に応じた理解のさせ方をする必要があります。